| O.D.CafeさんがOPENしています | 2009.07.14 Tuesday |

もう一つのBlogの方にも書きましたが、築100年ほどの木造家屋の建替え工事でしたので、土地の記憶として既存建物からいくつか古材をインテリアに使わせていただきました。

入り口側のファサードはこんな感じです。

道路面のファサードはこんな感じです。斜材は看板代わりというかアイキャッチというか、建物が小屋っぽくならないようにデザインしました。

駐車場に面する地窓。オーナーが飼われているチワワを外から眺めるショウケースといったところです。

入り口ドアの脇にお客さんが連れてきたペットの足を洗う水洗器具を設けました。お湯も出るので冬でも使えます。傘はうっかりしてただけです。

隣が母屋になっているので視線を遮るための板塀を設けました。このデザインは知人がイギリス旅行に行ったときに撮ってきてくれた写真を元にしています。貫(板や柱を留めてる水平材)を45度回して取り付けたので仕口の加工をするのに大工さんが大変苦労されてました。

中に入るとこんな感じです。マットな仕上げで統一しました。

客席の天井は構造材を現しにして屋根の勾配分高くしてあります。面積が大きくない建物の場合こうして天井を高くするなどして全体のヴォリュームを確保します。「器の空っぽの部分こそが」という言葉は非常に的を得た言葉だなと思います。

カウンターには古材加工をした厚板を使いました。カウンター高さが通常より低いので立ち上がりを高くしていろんな視線をカットしてあります。

対人の視線はカットしつつ、ショウケースの中を覗ける穴を開けました。ここを覗いてチワワと目が合ったときに尻尾を振られたりするとキューンとしますよ。

取り壊した古い家屋から流用した丸太梁です。

カウンター上部の落し掛けにも古材を流用しました。釿(ちょうな)という丸太材を四角に加工するときに使った木を削る金物の刃の跡が表面に付いていて、イミテーションな材料とは大違いな味わいがあります。

化粧室の入り口のところに取り付けた木枠は、古材の四角い梁をスライスして使いました。加工して着色しても表現できない黒さがあって素敵です。

プランニングしたときにちょうど壁の芯が30cmほどズレるところがあったので小物をディスプレイするニッチを設けました。転んでもただでは起きないというか貧乏性というか...

サインやロゴマークのデザインもさせて頂きました。「ペット入店可」という言葉を英語でどう表現したものか悩みましたが、インターネット上でつぶやいたら心優しい人たちが教えてくれました。

この2匹のチワワがお店のロゴマークになりました。
ポストカード(裏面は注意書き)やショップカード(裏面はオーナーの名刺)などのデザインもさせて頂きました。
たまたまと言うと語弊がありますが、縁あって声を掛けていただき、様々なかたちでお店を作る場面でお手伝いをさせて頂くことができました。
ここをご覧の皆様におかれましては、是非お立ち寄りいただきたいと思います。ペットを連れてなくても料理がすごくおいしいんですよ。